
顔面神経麻痺
(前ぶれもなく急に)片側の表情筋が動かず顔が曲がった様な状態になる。
まぶたが開かない、食べ物や飲み物が口からこぼれる、目が乾く、味がしない、音が響く、耳の痛み、口内炎、耳介の帯状疱疹、耳鳴り、難聴、耳からくるめまい
顔面神経麻痺とは?
①『末梢性顔面神経麻痺』と②『中枢性顔面神経麻痺』があります。
①『末梢性』はウイルス性(ベル麻痺、ラムゼイハント症候群)がほとんどで、この場合は鍼治療の適用となります。蓄積疲労やストレスなどで一時的に免疫力が落ちた時に起こる事が一般的です。
※『ベル麻痺とは?』
ヘルペスウイルスが原因で起こる顔片側の麻痺症状。(全体の60%を占め、40代、男女は無し)
※『ラムゼイハント症候群とは?』
水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる顔片側の麻痺症状。
②『中枢性』は脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、脳腫瘍などによる麻痺症状であり、早急に医師の処置を要するものとなります。(全体の1%程で、多くは片麻痺や嚥下障害、脳性めまいなどの症状も伴います)
当院の施術法
末梢性顔面神経麻痺における治療は、まずは医師の指示を仰ぎ、処方されるステロイド剤と抗ウイルス剤による治療となりますが、残念な事に薬だけでは顔面の麻痺が完全には元に戻らず、医師にはこれ以上は治らないと言われ、どうにかして良くならないかと探しに探して、鍼施術に来られる方が多いのが現状です。
末梢性の麻痺が出た場合には、医師による薬物投与と並行して、いかに早く鍼施術を始めて末梢神経に直接刺激を与えるかが後遺症を残さない為のポイントになります。
鍼施術でも発症から月単位で時間が経ってからの施術だと、元に戻るまでの時間がかかってしまう事が多くあります。
早期の鍼施術をお勧めします。
施術の流れ
- ①カウンセリングシート記入
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- ②丁寧なカウンセリング
(現在の麻痺と回復具合を詳しく確認します) -
- ③触診や検査法により、麻痺が起こっているお顔の筋肉の状態を詳しく把握します
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- ④お顔の麻痺を起こしている神経や筋組織に刺激を与えて回復を促す鍼施術
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- ⑤鍼施術後のお顔の動きや状態の確認
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- ⑥早く良くなる為の自宅で出来るアドバイスをお伝えします
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料金
内容 | 料金(税込) |
初回料 (初回時と1ヶ月以上間隔が空いた場合) |
1,800円 |
鍼施術(1回) | 8,800円 |
治療の目安期間(※あくまでも目安となります)
①発症後すぐ(数週間以内)の来院
➡︎1~2ヶ月の鍼施術を目安
(発症直後から鍼施術可能。最初は3日連続しての鍼施術。その後は様子を見て週2回~1回へ)
②発症後1~6ヶ月での来院
➡︎3ヶ月の鍼施術を目安
(最初は週2回。回復に応じて週1回から月2回~月1回へ)
③発症後6ヶ月~1年以上
➡︎6ヶ月の鍼施術を目安
(状態を診ながら最初の1ヶ月は週1~2回。その後は状態を診ながら決定。)