今日は重度の突発性難聴や顔面神経麻痺など、月単位で時間がかかる症状と鍼施術の関わり方です。
突発性難聴や顔面神経麻痺は早ければ（軽度）、半月から1ヶ月程で回復の傾向が現れます。
顔面神経麻痺であれば、おでこのシワ、まぶたが完全に閉じられる、頬（ほほ）が意図的にうごかせる、口角が伸ばせるか、水が溢れない様に唇が閉じられるなどの動きが発症時より出来る。
突発性難聴であれば、聞こえなかった音が聞こえるようになるなどです。
ですが、中度の症状になると普通に1月以上、重度のであれば3ヶ月程度も全く動かない事もあります。
耳鼻科の医師は、突発性難聴と顔面神経麻痺は基本3ヶ月を治療期間と見るので3ヶ月以降は症状固定（もうこれ以上は治らない）とします。
優しい医師はもう少し（あと2、3ヶ月）薬を出してくれますがもうこれ以上は治らないとしています。
ですが、先程書いた様に、この２つの症状は重度だと1〜3ヶ月は麻痺している事があります。
3ヶ月動かず（顔面神経麻痺）、聞こえず（突発性難聴）に医師からもう良くならないと言われてしまうと、患者さんは諦めてしまい、治療、投薬、鍼施術やリハビリをやめてしまう方がいますが、実はここからも治療や鍼施術、リハビリを続ける事が重要です。
神経は強い衝撃や圧迫を受けると1〜3ヶ月位は麻痺症状が続きます。ですが、医師は何故か橈骨神経麻痺や強打打撲の際はもう少し猶予を見るのに顔面神経麻痺や突発性難聴の時はそうしません。
恐らく過去に発表されている論文？なんでしょうか。それとも整形外科と耳鼻咽喉科の違い？なんでしょうか。
そこで治療や鍼施術をやめてしまうと勿論、筋肉もかたくなり、血流も悪くなる、そして刺激も入らないので、そのまま症状は固まります。（症状固定、後遺症）
突発性難聴と顔面神経麻痺は鍼師の私の経験からすると月単位（3ヶ月以降でも）の継続がとても重要です。
3ヶ月以降でも諦めずに麻痺改善の施術を続ける事はとても重要なのです。
病院のステロイド治療が終わった後、B12薬と血流改善薬と共に鍼施術を併用する事で改善率は上がります。
今、突発性難聴と顔面神経麻痺で悩まれてる方はまずはご相談ください。
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秋山 俊之（あきやま としゆき）
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