コロナウイルスの流行から特に『顔面神経麻痺』回復の為に当院に来られる患者さんが多いです。
ほとんどの場合、突然に『顔面神経麻痺』は訪れます。
朝起きて、鏡を見たら顔が半分麻痺してる事に気づく方が多いです。
少数派ですが、「数日前から顔に違和感があった。」「耳の後ろに違和感があり、すこし痛かった。」という方もいます。
原因は①単純ヘルペスウイスによる『ベル麻痺』と②水痘帯状疱疹ウィルスによる『ラムゼイハント症候群』がほとんどです。
この2つの症状は違うウィルスですが、麻痺は同じく顔のどちらか片側で『おでこ、眉、まぶた、鼻口、ほうれい線、口角』に麻痺が出て動かなくなります。
顔面神経麻痺はウイルス感染(ベル麻痺、ラムゼイハント症状群)がほとんどですのでまずはウィルスによる炎症を抑える為にステロイド投与が効果的です。
詳しく説明すると
①まずは耳鼻科(病院)でのステロイド剤(10日前後)を後遺症を残さない為に投与します。(後遺症とは顔のこわばりや引き攣り、最悪は麻痺が残る事です。)
発症後、最初の10〜14日位はステロイド投与をしていても悪化する事が多く、回復の兆しは見えませんが、それが普通です。(大丈夫です。)
ステロイド投与が終わると医師から飲み薬で『血流促進剤』とビタミン剤『ビタミンB12』が処方されます。
基本はここまでが病院で行う治療となります。それ以外病院ではやる事がない状態です。
【鍼の必要性】
②顔面神経麻痺は耳の下にある『茎乳突孔』という穴から出てくる顔面神経がウイルス感染により『むくみ』や『炎症』が起こり、圧迫されて神経麻痺が起こるのが原因です。
だから病院では最初にステロイドで炎症を止めて、その後に麻痺を起こした神経を回復させるために『血流促進剤』と『ビタミンB12』が処方されるのです。
ですが、、、。
現実の所、それだけでは”なかなか早期の回復が見込めない”のが現状です。
先ほど話した顔面神経の『むくみ』と『炎症』を抑える作用が弱いのです。
【薬だけでは回復しない理由】
①そもそも顔面神経麻痺はウイルス感染でおこります。単純ヘルペスウイスや水痘帯状疱疹ウィルスは意外とたくさんの人が、すでにカラダの中に持っているウィルスです。
周りに、疲れると口唇ヘルペスやお腹に帯状疱疹が出る人がいますよね?
このウイルスです。
でもあまり顔面神経麻痺になった人は周りなないないですよね。これはおそらくですがたまたま顔面神経の出口である『茎乳突孔』でウィルスが悪さする事が稀だからです。
この茎乳突孔あたりの『むくみ』や『炎症』はステロイド、血流促進剤、ビタミンB12では回復しづらいのです。
②そこで鍼の登場です。
鍼は『茎乳突孔』周りの『むくみ』と『炎症』を止める事にはとても相性が良いのです。
元々、鍼は疾患を起こしている患部に直接鍼を刺して行きますので直接的な施術ができます。
また、顔面神経麻痺を起こす『むくみ』や『炎症』を起こす原因があるはずです。
それは、精神的ストレスや疲労、肉体的ストレスや疲労などが多いですね。首や肩のコリも大きな原因になります。
気づかないうちに溜まったものもあります。
この辺は鍼施術では一緒に施術できる疾患になりますので効果が高い理由になります。
顔面神経麻痺になったら早期の対処がその後の回復の速さに関係します。
ステロイド投与には入院する事がほとんどですので、退院したらすぐの鍼施術をお勧めします。
当院では入院中の方からの問い合わせも多くありますので、もし入院中でも退院後の事について、ご相談に乗らせていただきます。
いつでもご相談下さい。
【顔面神経麻痺に強い鍼灸院】
横浜市中区元町5-196-13-5F
元町BaseBody鍼灸院
tel: 045-641-5533
mail: info@mbb2010.com
hp: https://www.mbb2010.com
秋山 俊之(あきやま としゆき)
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※効果には個人差があります
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